プレスリリース

濡木研究室では,生命現象を原子分解能レベルで理解することを目的として研究をすすめています.当研究室が最近発表した論文のプレスリリースを紹介します.

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2025年
投げ縄ペプチドが受容体の働きを抑制する仕組みを可視化

免疫応答に関与するCXCR3およびCXCR7のリガンド認識と下流シグナル選択機構を解明

タンパク質合成を停止させる新規ペプチド配列を発見

遺伝性難聴へのゲノム編集技術を開発

2024年
腫瘍や炎症・神経活動に関わるA3受容体の薬剤選択のメカニズムを解明

非古典的チャネルロドプシンGtCCR4の高感度光受容機構を解明

ビタミンCを体内に取り込む分子メカニズムの解明

代謝や食欲を制御するQRFP受容体の構造を解明

ゲノム編集のための「ワープロ」の分子基盤を解明

血液凝固因子の正常な分泌に必須なカーゴ受容体の全長構造をクライオ電子顕微鏡によって解明

重炭酸イオンを感知するGタンパク質共役型受容体の発見

免疫応答に関わるLysoPS受容体の活性型構造の解明

2023年
SGLT2の細胞内への糖取り込み機構をクライオ電子顕微鏡解析にて解明

1種類のタンパク質によるイオンチャネルの二成分制御機構の解明

改変した『ゲノム編集のための最小のはさみ』

GPCR作動薬による新規の受容体活性化機構を解明

血流調節を担うエンドセリン受容体のシグナル伝達複合体構造を解明

CRISPR-Cas酵素の祖先タンパク質の立体構造を解明

2022年
新規作動薬が結合したLPA受容体の構造を解明

細胞膜の中ではたらく特殊なタンパク質分解酵素の構造を解明

骨代謝に関わるPTH1受容体のシグナル伝達複合体を可視化

Dicer-2–R2D2タンパク質複合体が二本鎖siRNAの非対称性を感知するしくみ

光でイオンを輸送する膜タンパク質の巧妙な仕組み

新規光駆動型イオンチャネルの構造解明と高性能分子ツールの創出

2021年
メラトニン受容体のシグナル伝達複合体の構造を解明

最後に残されたβアドレナリン受容体の立体構造を解明

X線自由電子レーザーで捉えた、光照射によるチャネルロドプシンの構造変化の過程

2020年
ゲノム編集のための最小のはさみ

甘味・うま味・苦味物質の認識に必要なATPチャネルの構造可視化に成功

精神疾患に関わるPAC1受容体のシグナル伝達複合体を可視化

2019年
新型の光応答性タンパク質であるヘリオロドプシンの構造を解明

生体膜におけるリン脂質輸送メカニズムの解明

2017年
肺動脈性肺高血圧症の治療薬ボセンタンの作用機構を解明

脂質分子LPAを受容する膜受容体の構造を解明

2016年
血管収縮因子エンドセリンの受容体初期活性化機構を解明

小さなRNAが生殖細胞を守るメカニズムの一端を解明

植物のホルモンTDIFとその受容体TDRの複合体の「かたち」を解明

受精のメカニズムの一端を解明

アミノ酸排出輸送タンパク質YddGがアミノ酸分子を輸送するしくみ


2015年
ゲノム編集のための「小さなはさみ」のかたち

硝酸イオンを細胞内に取り込む分子メカニズムの解明

光によってナトリウムイオンを細胞外へと運び出す仕組の解明